2022年08月09日17時00分

「焼肉商店浦島屋」が新規FC加盟店を募集 コロナ禍でも強い焼肉業態

フランチャイズ事業本部の株式会社WAKUGAはフランチャイズ(FC)チェーン「焼肉商店浦島屋」の新規加盟店を募集している。

「焼肉商店浦島屋」は国内産肉を低価格で提供する焼肉店。半数以上の商品が1品380円で、1時間500円でのレモンサワー飲み放題を行っている。

新型コロナウイルスの感染拡大に苦慮する飲食業界だが、「焼肉市場は2013年から2019年までに毎年106パーセントの成長を見せました。2020年には焼肉業態は前年度との売り上げ対比で居酒屋業態を大きく上回りました。焼肉業はコロナ禍にも強い飲食業であると言えます」というのはWAKUGA代表取締役の渡辺大河氏。

WAKUGAではセルフ化とオペレーションの簡素化によって、FC加盟店の経営が安定する仕組みを整えた。注文は顧客がテーブルでタブレットやスマートフォンの端末を利用して行う。飲み放題のレモンサワーはセルフサーバーで提供される。また、セントラルキッチンにより肉の仕込みや専門的な調理を不要としている。

このように工程数を減らすことで既存の直営店では人件費率20パーセント未満を実現した。

しかし、これらは単に簡素化による収益率の向上だけが目的ではないという。「簡素化によって生み出された時間は接客に専念するための時間と考えています」と渡辺氏。「顧客とのコミュニケーションを積極的に行うことで、顧客満足度を高めながら安定した経営を行うことを目指しています」と説明する。

コロナ禍によってテイクアウトやデリバリーの需要が伸びている。「基本的にはディナーだけで収支が取れる場所で出店を進めますが、需要に合わせてランチやテイクアウト&デリバリーも対応可能」(渡辺氏)とのこと。

不透明な時代に入り企業は正社員の数を減らし、契約社員や派遣社員、パートやアルバイトへの置き換えを進めて人件費の削減を行っている。正社員でも定年前に会社を去る人が増えてきている。このように雇用が不安定化しつつる中でフランチャイズ(FC)の人気が高まっている

しかし、少ない資金でビジネスオーナーになることができるというメリットはあるものの、実際に始める場合には不安や悩みが出てくるもの。WAKUGAでは飲食業界の未経験者でも安心して加盟できるように積極的なバックアップを行っている。

渡辺氏は「開店前の店舗の契約から開店後の集客、数値管理に至るまでグループ企業のノウハウを活かしながら加盟店様をサポートしています」と語る。ホールディングス会社の渡辺ホールディングスはデジタルマーケティングの専門企業であり、ビッグデータを利用した独自のDX(デジタルトランスフォーメーション)戦略には定評がある。特に店舗のマーティングや集客面では頼りになる存在と言えるだろう。






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