2022年08月09日17時00分

「Cafe Hanamori」がFC加盟店を募集 社員2名体制で収益を出せるビジネスモデルを作る

フランチャイズ事業本部の株式会社sommet farmは運営する飲食店チェーン「Cafe Hanamori」の加盟店を募集している。

コロナ禍で苦境に陥っている飲食業界だが、「Cafe Hanamori」は、アフターコロナを見据えた新しいコンセプトの飲食店として開発された。「カフェ機能」、「デリバリー&テイクアウト」、「バル業態」の3つの機能を併せ持ち、飲食全般(カフェ、飲食店、居酒屋、デリバリー、スイーツなどのフードコート化を実現した。

朝から夕方までは通常のカフェとして営業され、食事、ドリンク、デザートなどを提供。夜になるとお酒とおつまみを中心としたメニューに変わる。また、営業中はデリバリーとテイクアウトの注文を受ける拠点としても活用される。

「Cafe Hanamori」では加盟店の募集にあたり、飲食業界未経験者でも安定した経営を行えるための基盤を整えたという。加盟の際のハードルになる加盟金を100万円~と安価に設定した。食事はセントラルキッチン方式を採用し、店舗では簡単な調理で提供できるようにすることで、毎日のオペレーションに負担がかからないよう配慮した。食事は業務提携により全国の有名店のメニューが揃えられており、顧客を飽きさせない工夫がされている。

多くの飲食店では店長(社員)とパート・アルバイトという組み合わせが主流だが、「Cafe Hanamori」は社員2名体制で運営できる事業モデルを作った。これは店長の負担軽減につながるとともに、スタッフは社員となるためパート・アルバイトに比べて教育が行いやすくなることや、働く上でのモチベーション向上につながる効果が期待されている。

宣伝活動や集客も本部が支援する。デジタルマーケティング企業としての経験に基づき、独自のDX(デジタルトランスフォーメーション)戦略を用いて認知拡大や集客を行う。これも加盟店に現場のオペレーションに出来る限り集中してもらうための配慮だ。

「Cafe Hanamori」をプロデュースするのは株式会社渡辺ホールディングスの代表取締役である渡辺大河氏。渡辺ホールディングスはグループ企業のFC事業を統括するホールディングスカンパニー。渡辺氏は「今後、アフターコロナでの飲食業成功には7つのポイントが求められます」という。具体的には「それは居心地の良い店舗作り、コストパフォーマンス、テイクアウト&デリバリーメニュー、衛生対策と清潔感、デジタル対策、気軽に利用できること、高齢者が利用しやすいことです」と説明した。

雇用の流動化や、コロナ禍により先が見え見にくい状況にあって注目されているフランチャイズ(FC)だが、加盟金やノウハウの面など実際に足を踏み入れるにはある程度のハードルがある。「Cafe Hanamori」では社会の状況に合わせ、出店時に初期費用をかけずに、客単価1500円で収益を出せるビジネスモデルを作り上げた。

渡辺氏は「早期退職や脱サラによる独立に加え、サラリーマンや主婦の方の副業の受け皿としてもご利用いただきたい」と話している。


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